[2007 関西遠征ピックアップ]

5:大阪市営地下鉄 今里筋線


<おことわり>
本家サイトの旅行記からこのページを見る方へ。
このページは、Paca Paca Station あさみ堂鉄道館「あさみ堂駅」に掲載されているページです。
なので、身内以外でも読める構成になっております、ご了承ください。

あさみ堂駅から見る人向け
<登場人物>(敬称略)
べるず
関西に来て最初の観光が地下鉄海岸線という鉄な人。

えびお
関西在住のパカラー仲間。以前、札幌に来られた際に同行したことがある。
ただし、この話の中では完全に空気^^;

いせ野有紀
今回初めての顔合わせとなる三重県出身のパカラーさん。現在は大阪府内の大学に通う学生。
ただし、この話の中ではやはり完全に空気^^;

3日目も佳境に入り、いよいよ旭区中宮の「ザ・インドアゲーム」(※)に向かう。
※ゲーセンです

下車駅は太子橋今市駅なので、谷町線ではなく最新の今里筋線を使ってみることにした。現在地の日本橋から千日前線でまずは今里に向かう。閑散区間ということで4両編成であるが、夕方の時間帯は帰宅を急ぐ乗客で込み合っていた。

連絡通路
千日前線今里駅からの長い通路を通り、今里筋線ホームへ向かう。


液晶モニターによる案内
ちょうど井高野行き電車が発車するところだった。これはスルー。

今里筋線今里駅ホーム
後発の路線だけあってかなり深いところにホームあった。
大阪市営地下鉄では初のホームドアが設置されている。

そして、程なくして車両が到着。

今里筋線80系
最新車両 今里筋線用 80系電車

大阪では2本目のリニアモーター小型地下鉄であるが、2路線(長堀鶴見緑地線・今里筋線)を抱えているのは大阪のみである。形状がほぼ共通化した車両が使われている。


車内の様子。小型の地下鉄だけあって少し狭い。
関西の車両では珍しく、三角吊革が採用されている(長堀鶴見緑地線も同じ)。

案内表示
路線案内。黒い部分には「このドアが開きます」などの表示が出る(LEDではない)。

LED車内案内
LED案内表示器が千鳥配列で設置されている。
御堂筋線などのように1段表示のシンプルなタイプ。

ホーム壁に案内!
窓から撮影。ホームドアの「壁」の後ろにも案内が書かれている徹底ぶり。

今里筋線路線図
窓から撮影。さすが大阪、長い駅名が目に付きます。


LEDはナンバリングにも対応しています。

シンプルな行先表示
さて、電車は発車して…

谷町線の乗り換え案内表示中
太子橋今市駅が近くなりました。

こんなLEDの使い方があるとは!さすが大阪
なんと、LEDで器用にエスカレーターの位置などを教えてくれます。
(下の緑色が、ドアを示しています)

太子橋今市(I14)
太子橋今市駅
到着!
太子橋今市に到着!
エレベーターを使って乗り換えようとしたらなぜか谷町線ホームに…(笑

所 感

今里筋線は路線図を見てわかるように、大阪市内の中心部(梅田・心斎橋・難波・天王寺など)を通っていません。完全な郊外路線のために当初予定の3分の1の乗車人員に留まっているそうです。他線との乗り換えの利便性をアピールしていましたが、やはりネックなのはその乗り換えの距離でしょう。同じ地下鉄ですら長いと感じてしまう(今里筋線が深すぎる)のですから、地上の鉄道との乗り換えであればなおさらです。将来的には延伸の計画もあるようですが、果たして…(根拠の一つとして有名なのが井高野駅のキロポストで、起点駅なのになぜか3.3kmとなっていて、地図上で3.3km先には千里丘駅があるため)
10年前に開通した長堀鶴見緑地線ですら(心斎橋を通過し御堂筋線と接続)、いまだに赤字続きと言われています。大阪の拠点を通らない今里筋線であれば更なる赤字が予想されます。それでも大阪市交通局は黒字と言われています(御堂筋線の膨大な黒字が他線の赤字を穴埋めしてもまだ余りある)。最新の今里筋線ではありますが、やはりここでも大阪最古の御堂筋線の影響力ナシには語れないと言えるでしょう。

太子橋今市駅にて
今里筋線に幸あれ。



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